卵焼きの調理法を試行錯誤
私は家で家族の弁当を作るという役割を任されており、毎日の作業が日常になっています。毎日のおかずを考えることはなかなか大変であり、どんな料理にしようか、また、どんな組み合わせにしようか、と悩むことも少なくありません。そんな中で、みんなが好きで食べてくれるものとして、卵焼きがあります。私は、それほど卵焼きにこだわりはなかったため、最初のうちは弁当に入れることは少なかったものの、そこそこ人気があったこともあり、徐々に入れる機会が増えていきました。
この卵焼きについては、甘いのがいい、辛いのがいい、などという議論がされることも多く、各家庭ごとに違っていることも少なくありません。実際、私の実家と妻の実家では正反対の味付けで、どちらがいいという結論のない話になることもありました。こうした話も、最後は子供の好みに合わせることが普通であり、うちの家族も例外ではありませんでした。そこで、現在ではだししょうゆを入れた卵焼きを出していますが、弁当だけに、衛生的に間違いのない調理法を採用することが大前提になります。そこで、調理法の中で、重要視していることが、中までしっかりと熱を通し、液が流れ出ないようにすることです。ただ、あまり熱を通しすぎると、硬く、パサパサとした食感になってしまうため、表面を焦がさないように弱火で徐々に熱を入れるようにしています。そのためには、いつも同じ道具と焼く量を一定にし、コンロの同じところを使用するようにしています。そして、流し込む卵の量をできるだけ一定にして、巻いていく回数も同じになるようにしています。そして、卵液を流し込んだ後は、頭の中でカウントし、状態を確認しながらここぞという所で巻き上げていくようにしています。これを意識するようになってからは、仕上がりが安定するようになり、現在のだししょうゆの配合割合とも相性が良いようで、毎日入れても飽きない料理の一つとして、活躍してくれています。